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「20日締め翌月10日払い」の支払期日を Excel で自動で出す|コピペで使える5つの式(月末締め・翌々月末払いも)

2026-10-30

請求書を出すたびに、支払期日をカレンダーで数えていませんか。

この記事の式なら、請求日を入れるだけで支払期日が出ます。まずは答えからお見せします。

A列に請求日を入れて、B2 にこの1行を貼るだけ(20日締め翌月10日払いの場合)

=DATE(YEAR(A2),MONTH(A2)+1+IF(DAY(A2)>20,1,0),10)

→ こうなります

請求日(A列)支払期日(B列に自動で出る)
2026/11/202026/12/10
2026/11/212027/01/10
2026/12/252027/02/10

ほかの条件の式も、そのまま貼れる形で用意しました。自分の会社の条件に合う1つだけ使えば足ります。

自分の条件使う式
20日締め翌月10日払い(25日締め翌月15日払いなども、数字を変えるだけ)パターン1
月末締め翌月末払いパターン2
月末締め翌々月末払いパターン3
20日締め翌月末払いパターン4
取引先ごとに条件が違うパターン5

使う関数(Excel に計算させる命令)は DATE・YEAR・MONTH・DAY・IF・MIN だけなので、古い Excel でも使えます。どの式も、31日がない月・2月・年をまたぐ月で結果を確かめた表をつけています。

締め日を1日過ぎると、期日は1か月ずれる

上の表の2行目を見てください。11月21日に出した請求書は、「20日締め翌月10日払い」だと、期日は12月10日……ではありません。正しくは1月10日です。

カレンダーで数えていると、このずれに気づかないまま「まだ入金がない」と早まって先方に連絡してしまったり、反対に本当の遅れを見逃したりすることがあります。締め日をまたぐ請求、12月の請求、2月の末日払い。数え間違いが起きやすいのは、いつも同じところです。そこを Excel に任せましょう。

念のため、言葉をおさらいしておきます。

つまり「20日締め翌月10日払い」は、こうなります。

請求日どの月の分か支払期日
11月20日11月分(20日までなので)12月10日
11月21日12月分(20日を過ぎたので)1月10日

この「20日を過ぎたら1か月ずらす」を、式にしています。

準備は2列だけ: 請求日と支払期日

A列に請求日を入れ、B列に支払期日を出すことにします。

AB
1請求日支払期日
22026/11/21(ここに式)

B2 に式を入れたら、下の行へコピーしてください。結果が「46397」のような数字で出たら、B列を選んで「セルの書式設定」→「日付」にすると、日付の形で表示されます。

パターン1: 20日締め 翌月10日払い

B2 に、次の式をそのまま貼ります。

=DATE(YEAR(A2),MONTH(A2)+1+IF(DAY(A2)>20,1,0),10)

ほかの日付の場合は、20(締め日)と 10(支払日)を変えるだけです。「25日締め翌月15日払い」なら、20 を 25 に、10 を 15 にします。

確かめた結果

請求日支払期日ポイント
2026/11/202026/12/10締め日の当日は、その月の分
2026/11/212027/01/10締め日を過ぎると1か月ずれて、年もまたぐ
2026/12/052027/01/1012月の請求でも、年が自動で変わる
2026/12/252027/02/1012月の締め後は、翌々月(2月)
2027/01/312027/03/1031日の請求も、締め後として扱われる

パターン2: 月末締め 翌月末払い

=DATE(YEAR(A2),MONTH(A2)+2,0)

「2か月先の0日」=「翌月の末日」です。月末締めなので、締め日の判定(IF)はいりません。

請求日支払期日ポイント
2026/11/302026/12/31
2026/12/152027/01/31年をまたぐ
2027/01/312027/02/282月は28日が末日

パターン3: 月末締め 翌々月末払い

=DATE(YEAR(A2),MONTH(A2)+3,0)

「3か月先の0日」=「翌々月の末日」です。

請求日支払期日ポイント
2026/11/302027/01/31年をまたぐ
2026/12/252027/02/282027年の2月は28日まで
2027/12/012028/02/292028年はうるう年なので29日

パターン4: 20日締め 翌月末払い

締め日と末日払いを組み合わせるときは、パターン1の考え方を足します。

=DATE(YEAR(A2),MONTH(A2)+2+IF(DAY(A2)>20,1,0),0)

2026/11/21 の請求なら、2027/01/31 になります。

パターン5: 取引先ごとに条件が違うなら、1つの式で全部出す

取引先が増えると、パターンごとに式を書き分けるのは大変です。そこで、締め日・支払月・支払日を数字で入れておき、1つの式で計算します。

ABCDE
1請求日締め日支払月支払日支払期日
22026/11/2120110(ここに式)

E2 に、次の式をそのまま貼ります。

=MIN(DATE(YEAR(A2),MONTH(A2)+C2+IF(DAY(A2)>B2,1,0),D2),DATE(YEAR(A2),MONTH(A2)+C2+IF(DAY(A2)>B2,1,0)+1,0))

長く見えますが、やっていることは2つだけです。

  1. 前半の DATE で「その月の、支払日の日付」を出す
  2. 後半の DATE で「その月の末日」を出し、早いほう(MIN)を選ぶ

なぜ2つ出すかというと、DATE は「2月30日」のようなない日付を、3月2日のように翌月へ繰り越してしまうからです。末日と比べて早いほうを取ると、「31日払い」や「30日払い」が、短い月ではその月の末日になります。

確かめた結果

請求日条件(締め日・支払月・支払日)支払期日
2026/11/2120・1・10(20日締め翌月10日払い)2027/01/10
2026/12/2531・2・31(月末締め翌々月末払い)2027/02/28
2026/11/1015・0・31(15日締め当月末払い)2026/11/30
2027/01/1025・1・30(25日締め翌月30日払い)2027/02/28(2月30日がないので末日)

式が短くなる理由: DATE 関数の2つのくせ

=DATE(年,月,日) は、年・月・日の数字から日付を作る関数です。この関数には、支払期日の計算にちょうどいい「くせ」が2つあります。

  1. 13月は、翌年の1月として扱われる。 =DATE(2026,13,10) は 2027年1月10日になります。だから12月の請求も、年をまたぐ計算を気にせず「月に1を足す」だけで年が変わります
  2. 0日は、前の月の末日として扱われる。 =DATE(2027,3,0) は 2027年2月28日になります。月末が30日か31日か、2月かを考えなくても「末日」が出せます

この2つのおかげで、上の式はどれも短くなっています。

式を入れたあと、毎月の作業はこう変わる

注意: 土日・祝日・年末年始のずれは計算しません

この記事の式は、支払期日が土日や祝日、銀行が休みの年末年始(12月31日〜1月3日)に当たっても、日付を動かしません。

休みに当たったとき「前の営業日に払う」のか「次の営業日に払う」のかは、取引先との約束や、先方の社内の決まりで変わります。初めて休みに当たるときは、先方に確認しておくと安心です。年末年始の入金については、年末年始の入金はいつ届く?で詳しく書いています。

Google スプレッドシートにも同じ関数があり、この記事の式は Excel と同じ式で動きます。

今日やること: 1つだけ

いちばん取引の多い取引先の条件に合う式を1つ選んで貼り、先月の請求日を入れてみてください。 出た日付が、実際に入金された日と合っていれば、その式は来月からそのまま使えます。

全部の取引先をそろえるのは、そのあとで大丈夫です。

期日を出したあとの入金確認も、自動にしたいとき

支払期日が出たら、次は「その期日までに入金されたか」の確認です。NeXA の Excel テンプレート「小さな会社の未入金チェック+請求・入金管理表」の無料版で、その確認を自動にできます。

マクロ(自動で動くプログラム)は使っていない、ふつうの Excel ファイルです。税金の計算はしません。

▼無料版のダウンロード(BOOTH)
(2026年11月上旬に公開予定です)

件数が増えたら、有料版もあります(note): (2026年11月上旬に公開予定です)

(NeXA 編集部)